5月25日、ベトシェアンの揚水発電所建設現場で、1号ユニットの回転子の設置作業を進める中国電力建設の従業員。(ベトシェアン=新華社記者/王卓倫)
【新華社エルサレム6月2日】中国インフラ大手の中国電力建設が建設を請け負うイスラエル最大規模の揚水発電所で5月25日、1号ユニットの回転子の設置作業が完了した。
発電所は北部ベトシェアンにあり、ヨルダン渓谷に隣接する。発電ユニットは海抜下275メートルに設置され、総設備容量は344メガワット。完成すると世界で最も海抜が低く、かつ同国最大の揚水発電所になる。2023年初めの稼働開始を見込む。
プロジェクトマネージャーの韓宏偉(かん・こうい)氏は、回転子は水力発電ユニットの中核部品で、設置部品の中で最も重く、極めて高度な技術水準が要求されると説明。設置成功は正式稼働に向けた節目の一歩であり、今後の建設が急ピッチで進むことを示していると語った。