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西蔵自治区メトク県で巨木発見 中国大陸一の高さ

新華社 | 2022-05-12 09:54:21 | 編集: 张一

   4月30日、西蔵自治区のメトク県格林村にある高さ76・8メートルのヒマラヤゴヨウ(ブータン松)。(ラサ=新華社配信)

   【新華社ニンティ5月12日】中国の研究者はこのほど、西蔵(シーザン)自治区ニンティ(林芝)市メトク(墨脱)県で、中国大陸で最も高い木を発見した。76・8メートルあるという。同県林業・草原局が明らかにした。

   県内では4月、北京大学の研究チームが小型無人機ドローンに搭載したレーザーレーダー「LiDAR(ライダー)」システムを使い、ヒマラヤゴヨウ(ブータン松)の測定を実施。雲南省怒江リス族自治州の高黎貢山のタイワンスギが持つ72メートルの記録を更新した。

   1日、西蔵自治区のメトク県格林村にある高さ76・8メートルのヒマラヤゴヨウ(ブータン松)。(ラサ=新華社配信)

   同大学の郭慶華(かく・けいか)教授によると、レーザーレーダーは調査対象の3次元点群データを直接、迅速かつ正確に収集できる遠隔観測技術で、最先端の樹高測定方法だという。

   調査では同県格林村で樹高70・2~76・8メートルの巨木が計8本見つかった。

   林業・草原局の格桑巴珠(ケルサンバチュ)局長は、研究者が今後、さらなるデータ収集と分析を通して巨木の形成条件や成長のメカニズムを探り、同地の巨木やヤルンツァンポ大峡谷の森林生態系を長期にわたり保護するための科学的資料を提供することを期待していると述べた。(記者/田金文、呂秋平)

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