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伝統的な祝日「臘八節」を迎えた被災地 青海省門源県

新華社 | 2022-01-12 09:24:49 | 編集: 淡氷氷

10日、門源回族自治県皇城モンゴル族郷人民政府の建物の中庭で、臘八がゆを作る職員。(門源=新華社記者/張竜)

   【新華社西寧1月12日】今月10日(旧暦12月8日)は五穀豊穣を祝い、春節(旧正月)を迎える準備をする中国の伝統的な祝日「臘八節(ろうはちせつ)」に当たる。多くの中国人にとって、この日に「臘八がゆ」を食べることは冬の養生法となっているほか、民族の伝統文化を守り、振り返る機会にもなっている。

   青海省海北チベット族自治州門源回族自治県で8日午前1時45分(日本時間同2時45分)、マグニチュード6・9の地震が発生した。同県皇城モンゴル族郷は震源に最も近い郷鎮で、全郷には2千人近い牧畜民が住んでいる。

   現在、地震による負傷者は9人に増え、同郷の12世帯45人を含む16世帯65人に緊急移動と分散居住の措置が取られている。同郷に住む賀才姐(が・さいしゃ)さん(37)一家は、今回の地震で深刻な被害を受けた。

   賀さんによると、地震発生後、政府が災害用テントや米、小麦粉、油などの生活物資を送ってくれたため、家族の心配事が解決したという。

   地震から2日後、同県の市街地は以前のにぎわいを取り戻し、レストランやスーパーなどは営業を再開。臘八節を過ぎると間もなく春節となるため、道端の露店では春聯(春節に門の両側に貼る縁起の良い対句)や灯籠などの年越し用品が売られ始めた。

   県内の市場やスーパーでは現在、果物や野菜などが十分に供給されている。スーパーの雑殻売り場では、買い物に訪れた李林梅(り・りんばい)さんが娘2人と臘八がゆの材料を選んでいた。李さんは「地震の後、子どもを連れて街に買い物に出かけるのは今日が初めて。全てがうまくいき、家族が安全に過ごせるよう願っている」と語った。

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