29日、カンボジア・プノンペンの国防省庁舎。(小型無人機から、プノンペン=新華社配信/李莱)
【新華社プノンペン12月31日】カンボジアの首都プノンペンで29日、中国の鉄道建設大手、中国鉄建傘下の中鉄城建集団が建設を請け負ったカンボジア国防省庁舎が正式に引き渡され、供用を開始した。
同庁舎はプノンペンの幹線道路、ロシア連邦通りに位置しており、総建築面積が約3万平方メートル、高さ約が30メートル。オフィス、会議室、レストラン、付帯施設などで構成される。2018年6月の工事開始以降、同集団は工期の圧力や新型コロナウイルス対応などの困難を克服、期日通りの竣工検査合格、供用開始を実現した。
引渡し式で、カンボジアのフン・セン首相、ティア・バン副首相兼国防相は中国の建設支援に感謝の意を示した。
中国側のプロジェクト責任者、方健(ほう・けん)氏は、中鉄城建集団が自主ブランドで初めて実施した海外プロジェクトとして、同庁舎の引き渡しは「一帯一路」構想の実践、同集団の全面的な海外市場開拓に重要な意義を持つと話した。