26日、長江横断部の送電塔の工事現場。(小型無人機から、馬鞍山=新華社配信/鄭賢列)
【新華社馬鞍山12月29日】中国安徽省馬鞍山市を流れる長江流域で建設中の「白鶴灘-江蘇プラスマイナス800キロボルト級超高圧直流送電プロジェクト」長江横断部の送電塔がこのほど、完成した。送電塔は高さ278・2メートル、作業員が60日余りをかけて建設した。
同プロジェクトは四川省涼山イ族自治州の白鶴灘交直変換所と江蘇省蘇州市の虞城交直変換所を結ぶ。西部の電力を東部に送る中国のエネルギー戦略「西電東送」の重点プロジェクトで、中国のエネルギー構造調整と省エネ・排出削減を促進するクリーンエネルギープロジェクトでもある。運用開始後の年間送電量は、312億キロワット時以上を見込んでいる。