24日、太平嶺原発1号機のドーム屋根吊り上げ作業。(深圳=新華社配信)
【新華社深圳12月27日】中国広東省深圳市に本社を置く原子力大手、中国広核集団(CGN)はこのほど、同省恵州市にある建設中の太平嶺原発で1号機のドーム屋根の吊り上げが完了したと発表した。これは1号機プロジェクトが土木工事階段から設備取り付け段階に完全に移行したことを示している。
1号機のドーム屋根は重さ225トン、直径45メートル、高さ13・7メートル、70枚のパネルで構成された双曲面構造を持つ半球体で、内部に安全システムと制御システムを搭載している。
同原発プロジェクトは、中国の第3世代原子炉「華竜1号」を6基設置する計画で、プロジェクト第1期の2基は、それぞれ2019年と20年に着工した。6基全てが完成した後の年間発電量は、500億キロワット時を見込んでいる。