11日、大足石刻文化財医院で作製中の試料。(重慶=新華社記者/唐奕)
【新華社重慶6月13日】中国重慶市大足区で11日、「大足石刻文化財医院」が正式に開院した。同施設は主に大足石刻の保護に関する科学技術研究と課題への取り組み、伝承、革新を行い、技術を導入することで石造文化財の保護・修復の質を向上させていく。「医院」設立は数十年にわたり蓄積してきた経験と技術を総括し、南方石窟科学研究拠点の建設に向けた堅固な基礎とする目的がある。
大足石刻は重慶市にある摩崖石刻像の総称で、文化財保護指定75カ所、石刻像5万体以上に及ぶ。1999年に世界文化遺産に登録された。