11日、広西チワン族自治区環江マオナン族自治県下南郷南昌屯で自ら彫刻した「儺面」を見せる譚建新さん。(南寧=新華社記者/陸波岸)
【新華社南寧5月14日】中国広西チワン族自治区環江マオナン(毛南)族自治県下南郷南昌屯に住む譚建新(たん・けんしん)さん(70)は同自治区の無形文化遺産の代表的項目、マオナン族木彫り技術の伝承者として作品を制作している。マオナン族には厄払いの伝統儀式「追儺(ついな)」の文化があり、儀式で使う仮面「儺面」は「儺舞」や「儺戯」などの民族文化行事に欠かせない。儺面作りでは良質な木材を使い、同民族の民間口承文学に基づき、登場人物の性格や表情の特徴を示す文、武、善、凶の形相を彫り上げる。