9日、配達先に向かう円通速逓上海長寧区福泉分公司の配達員、王斌(おう・ひん)さん。(上海=新華社記者/陳建力)
【新華社上海4月13日】新型コロナウイルスとの闘いが続く中国上海市では、多くの一般市民が感染対策の最前線で活躍している。彼らの努力は整然とした秩序や住民の基本生活、都市運営を後押ししている。
宅配大手の円通速逓(YTOエクスプレス)上海長寧区福泉分公司のマネージャー、蔡小兵(さい・しょうへい)さんは4月初めから、自社の配達員を率いて昼夜を問わず物資の供給保障に尽力している。蔡さんのチームは現在、複数の社区(コミュニティー)住民約2千世帯の日常生活物資の共同購入と配送を担当。1日当たりの配送量は約14トンで、配達員の1日あたりの平均睡眠時間は約3時間しかない。