7日、重慶市の果園港を出発する長江-中南半島国際複合一貫輸送列車。(重慶=新華社記者/黄偉)
【新華社重慶4月11日】中国西部と東南アジアを結ぶ「西部陸海新ルート」の長江-中南半島(中国の南、インド亜大陸の東にある東南アジアの半島)国際複合一貫輸送列車の第1便が7日、重慶市の果園港を出発した。長江の港からミャンマー・ヤンゴンに至り、インド洋につながる新たなルートの幕開けとなる。
西部陸海新ルートは、中国西部の省・自治区・直轄市と東南アジア諸国連合(ASEAN)が協力して構築した陸海複合の新たな国際輸送ルートで、重慶を運営拠点、西部の各省・自治区・直轄市を重要な結節点とし、鉄道や海運、道路などの輸送方式を利用する。
広西チワン族自治区や雲南省など南方の沿海地区や国境地区の口岸(通関地)を経由して世界各地につながり、東部地域から海に出るルートに比べ所要時間が大幅に短縮された。