【新華社北京6月22日】中国税関総署が21日発表した中国と新興5カ国(BRICS)の残りの加盟国(ロシア、ブラジル、インド、南アフリカ)との1~5月の貿易額は前年同期比12・1%増の1兆3100億元(1元=約20円)と持続的に増加した。伸び率は中国の貿易全体を3・8ポイント上回った。
輸出は18・1%増の6560億元、輸入は6・6%増の6517億1千万元だった。
BRICS内で最大の貿易相手国ロシアとの貿易額は26・5%増の4198億元で、輸出は5・2%増の1567億元、輸入は43・9%増の2631億元となった。ブラジルとの貿易額は7・3%増の4150億元、インドとは10・0%増の3442億5千万元、南アフリカとは5・0%減の1286億5千万元だった。
輸出は主要品目の機械・電気製品と労働集約型製品が全体の約69・7%を占め、輸入はエネルギー製品と農産物、金属鉱・鉱砂が全体の76・3%を占めた。
税関総署は、中国とBRICS各国との貿易は相互補完性が強いと指摘。BRICS間の経済・貿易協力が深化し、着実に進むにつれ、中国と4カ国との貿易は昨年からの増加傾向を維持していくとの見通しを示した。
当社のコンテンツは著作権法によって保護されます。無断転用、複製、掲載、転載、営利目的の引用は禁じます。