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カーライル共同創業者「中国での投資を今後も継続」

新華社 | 2022-06-01 09:48:04 | 編集: 陳辰

   【新華社ジュネーブ6月1日】米プライベート・エクイティ(PE)ファンド大手のカーライルグループの共同創業者、デービッド・ルーベンスタイン氏はこのほど、2022年世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)会期中に新華社の単独取材に応じ、中国経済の可能性に大きな自信を持っており、中国での投資を今後も継続すると述べた。

   同グループの資産運用額は約2600億ドル(1ドル=約128円)に上る。同氏は、中国は人口が多く、中国人は仕事熱心で教育程度も高いとし、長期的に見て中国経済の見通しは明るいと強調。新型コロナウイルス感染症の流行や複雑な国際情勢が中国経済に影響をもたらしているが、中国政府は経済のかじ取りをしっかり行っていると評価した。

   中国は2020年、主要国として唯一プラス成長を達成し、21年には8・1%の成長率を実現した。西側の一部には中国経済に対する悲観的な予測もあるが、同氏はそうした予測は全般的に外れていると見る。

   同氏は、国によって文化や人口、地理的条件が異なるために、どの国も自国の国情にふさわしい成長パターンを見いだす必要があると指摘。過去数十年にわたる経済の高成長を実現したことにより、「中国が経済を成長させるユニークなパターンを見つけたのは明白だ」と述べた。

   また、国際情勢は変化しており、世界経済がどういう方向に向かうかを判断するのは難しいとした上で、新型コロナが収束しておらず、ロシアとウクライナの衝突も悪影響をもたらす中、複数の国の中央銀行による利上げに伴い、世界経済の成長率はさらに低下するとの見方を示した。

   

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