【新華社シンガポール5月29日】シンガポール紙「聯合早報」はこのほど、同国のリー・シェンロン首相が日本経済新聞の取材に応じ、中国はチャンスと市場の両方を備えているため、各国が中国とビジネスを展開するのは理にかなっており、われわれは中国からの投資を歓迎するとの考えを示したと報じた。
リー氏は、世界経済に占める中国の割合が高まっているため、中国とより多くの貿易を行うのは当然であり、中国との貿易を発展させないことは大きな代償を払うことになると指摘した。
リー氏はまた、中国がアジア太平洋地域の問題に関与し続け、「一帯一路」イニシアチブとグローバル発展イニシアチブを提唱してきたと指摘。シンガポールはこれらの支持者であるとともに、「グローバル発展イニシアチブの友好グループ」のメンバーでもあるとの見方を示した。
リー氏はさらに、中国経済が発展するにつれて、その影響力は拡大し続け、今ではアジアのほぼ全ての国にとって最大の貿易パートナーとなっていると強調。中国は協力、貿易、繁栄のチャンスを創出しており、多くの国は中国の発展がもたらす好機をつかみたいと考え、中国とのより緊密な貿易往来を望んでいると述べた。
シンガポールは今年、「環太平洋パートナーシップに関する包括的および先進的な協定」(CPTPP)の輪番議長国を務めている。リー氏は、CPTPPは開かれた組織であり、その基準を満たした国ならどこでも加入できると説明し、シンガポールは中国の加入を歓迎すると述べた。
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