19日、北京市朝陽区の通恵家園社区(コニュニティー)で、患者の家族に連絡する「市民の通院保障緊急輸送チーム」の運転手、武興泉(ぶ・こうせん)さん(53)。患者の輸送は16回目となる。(北京=新華社記者/鞠煥宗)
【新華社北京5月20日】中国北京市交通委員会はこのほど、新型コロナウイルス対策の規制実施区域に住む市民の生活に必要不可欠な外出を支援するため、「市民の通院保障緊急輸送チーム」と「医療従事者の移動保障チーム」を設立した。
緊急輸送チームは封鎖管理区と管理区、および一部の重点区域で、重篤疾患以外の通院患者に対し送迎サービスを提供する。5~15日に計4054回出動し、延べ6214人を支援した。移動保障チームは、通勤や移動に困難が生じた医療従事者に対応し、核酸検査や救急外来、重点臨床科で勤務する人を重点的に支援する。15日に第1陣となる車両400台が導入され、サービスを開始した。