【新華社アディスアベバ５月１６日】エチオピアの国営通信会社エチオテレコムはこのほど、第５世代移動通信システム（５Ｇ）の商用サービス開始に向けた実証実験を行うと発表した。まず首都アディスアベバの６地域で５Ｇサービスを始め、将来は順次拡大していく。同社はエチオピア唯一の通信会社で、契約ユーザー数は６千万を超える。

   同社のフレヒウォット・タメル最高経営責任者（ＣＥＯ）は始動式で、５Ｇネットワークの運用開始はエチオピアのデジタル化の一環だと説明し、高速、低遅延で信頼性の高い通信により顧客体験を改善することが国民の生活水準向上に役立つと語った。

   実証実験には中国の通信機器大手、華為技術（ファーウェイ）が協力する。北アフリカ地域部の侯巍（こう・ぎ）副総裁は、同社がエチオピア市場進出から２０年以上にわたり、通信業の急成長を目の当たりにしてきたと強調。引き続きエチオテレコムと協力し、最高のサービスの提供に努めると表明した。

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