19日、閩江河口湿地の浅瀬を進む漁船。(小型無人機から、福州=新華社記者/魏培全)
【新華社福州4月23日】中国福建省福州市長楽区北東部にある総面積2381ヘクタールを超える閩江(びんこう)河口湿地は、同省最大の原生態河口湿地として知られる。動植物1089種が生息・生育しており、うち152種は水鳥で、省全体の80・4%を占める。毎年、ヒガシチュウゴクアジサシやニシハイイロペリカン、クロツラヘラサギ、ヘラシギ、ゴビズキンカモメなどの近絶滅種や絶滅危惧種を含む5万羽余りの水鳥が飛来し、名実共に「鳥の王国」となっている。2013年に国家級自然保護区の指定を受け、20年に国家重要湿地リストに登録された。
湿地は川の水量調整と水質改善、局地の気候調節、生物多様性の保護など、重要な生態系機能を持つことから、「地球の腎臓」とも呼ばれている。