14日、上海市閔行区の旗忠テニスセンターに設置された「火眼」実験室で、同実験室の責任者と打ち合わせをする江蘇省上海支援医療チームのメンバー(右端)。(上海=新華社記者/陳建力)
【新華社上海4月17日】新型コロナウイルス感染症の核酸検査能力のさらなる向上を図り、中国上海市の感染対策を後押しするため、閔行区にある旗忠テニスセンターにこのほど、次世代の核酸検査施設「火眼」実験室が設置された。同実験室は総面積2千平方メートル、九つの陰圧式エアドームからなり、検体の情報入力や不活性化、抽出、分析などを2組同時に行うことができる。10人分の検体をまとめて検査する「プール方式」を採用すると、1日当たり100万人分の検査が可能となる。同実験室は最先端の自動処理装置100台以上を備え、高い処理能力と效率で核酸検査の需要に応える。