2日、重慶鉄道コンテナセンター駅で出発を待つ列車。(重慶=新華社配信/潘婕)
【新華社重慶4月4日】中国重慶市で2日、中国西部と東南アジアを結ぶ「西部陸海新ルート」の中国・ミャンマー・インド洋国際複合一貫輸送列車(重慶-ヤンゴン-インド洋)の第1便が重慶鉄道コンテナセンター駅を出発した。西部陸海新ルートで初のインド洋直通列車となる。
西部陸海新ルートは、中国西部の省・自治区・直轄市と東南アジア諸国連合(ASEAN)が協力して打ち出した国際陸海貿易の新ルート。重慶を運営センター、西部の省・自治区・直轄市を重要接続点とし、鉄道や海運、道路などの輸送方式を利用する。南に向かって広西チワン族自治区や雲南省などの沿岸地区や国境地区の通関地を経由して世界各地とつながり、東部地域から海に出る輸送ルートに比べ所要時間を大幅に短縮させた。
西部陸海新ルートの運営を担う陸海新通道運営の王渝培(おう・ゆばい)董事長は、オートバイ部品を満載する同列車がヤンゴンに到着するのにかかる時間は10~14日で、長江経由で東部沿岸都市から海上輸送するのに比べ20日以上短縮できると述べた。