12日、ランタンを見せる鄒宏達さん。(海口=新華社記者/周慧敏)
【新華社海口2月18日】中国海南省文昌市会文鎮白延村のランタン職人、鄒宏達(すう・こうたつ)さん(73)は、1970年代末から独学でランタンの制作技法を学び始め、40年以上にわたり、昔ながらの手法でランタンを作り続けている。
毎年春節の前後は、鄒さんにとって一番のかき入れ時となる。今年鄒さんが作ったランタンは500個。その全てが同鎮や近隣の村の村民から受けた注文によるものだという。同市には、春節(旧正月)期間、特に元宵節(今年は2月15日)に「送灯(ランタンを送る)」という伝統的な風習がある。鄒さんは、民間の伝統工芸を次世代の人たちに引き継いでいってほしいと語った。