11日、アルペンスキー女子スーパー大回転の合間に、コースを修復するライン引きスタッフ。(北京=新華社記者/連振)
【新華社北京2月16日】中国北京市延慶区の国家アルペンスキーセンターには、全長約3千メートル、最大落差約900メートルのメインコースがあり、中国最高ランクのアルペンスキーコースに指定されている。
ここで行われている北京冬季五輪の試合前には毎回、スキーを履き、塗料の容器を背負ったスタッフがコースに現れる。彼らは雪の上に、選手が進む方向を示すためのラインを引く。青はコースライン、赤はフィニッシュラインを示す。また、地形や旗門の位置に応じて、ちょうど良い弧を描くようにコースのラインを引く。20キロの重荷を背負い、地上50センチの高さから一定の速度で塗料を吹き付ける作業は、高い滑走技術と長年の経験が求められる。
試合が進むにつれて、鮮明だったラインがこすれてぼやけてくるので、ライン引きスタッフたちは次の選手の試合が始まる前に、手早くコースを完璧な状態に戻さなければならない。