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文在寅氏、韓中の戦略的協力パートナーシップは「未来志向で」

新華社 | 2022-02-17 08:57:01 | 編集: 张一

   8日、韓国・ソウルで書面インタビューに応じる文在寅氏。(ソウル=新華社配信)

   【新華社ソウル2月17日】今年は中国と韓国の国交樹立30周年であり、中韓文化交流年でもある。韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領はこのほど、新華社など世界の主要通信社の共同書面インタビューに応じ、韓国と中国は各方面での交流を活発にし、未来志向で成熟した戦略的パートナーシップを引き続き発展させるべきだと述べた。

   文氏は、韓中両国は双方の国際的地位が高まる中で、朝鮮半島問題だけでなく、新型コロナウイルスや気候変動などグローバルな課題についても絶えず意思疎通を強化してきたと強調。意思疎通は両国関係の発展の中で非常に重要な役割を果たしているとした。

   ポストコロナ時代における両国の経済協力と、より合理的なグローバル経済秩序の構築については、中国は韓国最大の貿易相手国であり、両国が緊密な経済協力を維持し、それぞれの経済を補完する協力を深めることがとても重要だと指摘。新型コロナが世界のサプライチェーンの安定を揺るがす中、両国は双方の企業家の出入国制限緩和などの施策を通じて、経済協力や経済活動を円滑に進めることができるとの考えを示した。

   8日、韓国・ソウルで書面インタビューに応じる文在寅氏。(ソウル=新華社配信)

   新型コロナや気候変動など地球規模の課題については、個別の国の努力だけでは解決し難く、国際社会の緊密な協力がより重要になると指摘。これらのグローバルな課題は世界経済の秩序や産業構造にも影響を与えることから、各国はグローバルサプライチェーンをいかに再構築し、ハイテクノロジーをいかに掌握するかという課題にも直面しているとし「世界はこれまで、自由な貿易と投資によって共に繁栄する道を歩んできた。今は多国間主義と互恵協力に基づく自由貿易秩序を回復すべきであり、それでこそ危機を克服し、世界のサプライチェーンを安定させることができる」と述べた。

   朝鮮半島問題については、70年以上の時間で形成された敵対関係に終止符を打ち、新たな平和秩序を構築するのは容易でないとしつつも、決して諦めてはならず、半島の完全な非核化、平和メカニズムの構築、朝鮮への安全保障の提供、朝米関係の正常化など共通の目標に向け不断の努力を続けるべきだと表明。朝鮮と米国が対話と協議を再開すれば、進展が期待できるとの見方を示した。

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