11日、フラワーセレモニーに臨む平野歩夢(中央)、銀メダルを獲得したオーストラリアのスコット・ジェームズ(左)、銅メダルを獲得したスイスのヤン・シェレル。(張家口=新華社記者/許暢)
【新華社張家口2月12日】北京冬季五輪は11日、張家口雲頂スキー公園でスノーボード男子ハーフパイプ決勝が行われ、日本の平野歩夢が「トリプルコーク1440(斜め軸に縦3回転、横4回転)」を見事に決め、悲願の金メダルを獲得した。
これまで冬季五輪2大会連続で銀メダルだった平野は、3回目の演技で96・00点を出し、それまでトップだったオーストラリアのスコット・ジェームズを上回った。
平野は若くして頭角を現し、2014年ソチ冬季五輪では15歳で銀メダルを獲得。冬季五輪のスノーボードで最年少のメダリストとなった。
平野はまた、複数の競技を行うアスリートでもあり、昨年夏に行われた東京五輪ではスケートボード競技に出場した。決勝進出は逃したが、その経験からさらなる自信を得たと語っている。(記者/劉博、王妍)