19日、烏英苗寨の亮布文化祭で、亮布たたきの作業を見せるミャオ族の女性たち。(融水=新華社記者/黄孝邦)
【新華社南寧10月22日】中国広西チワン族自治区柳州市融水ミャオ族自治県のミャオ族集落、烏英(うえい)苗寨で19日、地元の関連部門と同市女性企業家協会の支援の下、第2回亮布文化祭が開催された。伝統工芸の保護、伝承、発展を目的とした亮布の制作拠点と博物館の建設準備も同日始まった。
亮布は地元のミャオ族に伝わる手作りの布で、染め、たたき、乾燥、卵白の塗布など多くの工程があり、完成後はつやつやとした光沢が長く保たれる。工程が複雑で手間がかかるため、伝統的な亮布は暮らしの中から消えかけていたが、ここ数年、地元で文化・観光産業が発展し、伝統に光を当てる機運が高まったことから、亮布作りの技術がよみがえった。