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シルクロードEC、「一帯一路」経済貿易協力の新たなルートに

新華社 | 2021-09-13 10:53:32 | 編集: 陳辰

   【新華社福州9月13日】中国福建省アモイ市で8~11日開かれた第21回中国国際投資貿易商談会では、シルクロードEC(電子商取引)政府・企業対話会と国際協力(アモイ)フォーラムも開催された。国内外の参加者は、中国と「一帯一路」沿線諸国とのEC「シルクロードEC」が、新型コロナウイルスと世界経済の下押しという二重の圧力の中で、沿線諸国の経済回復と発展促進に重要な役割を果たしたとの見方を示した。

   中国商務部電子商務・情報化司の朱煉(しゅ・れん)氏はフォーラムのあいさつで、中国のECがこの1年、住民消費の重要手段、貿易発展の革新的業態、経済成長の重要な原動力になったと指摘。商務部は引き続きシルクロードECの深化と強化に努め、パートナー国とECの発展による恩恵を共有し、世界経済の回復に新たな原動力を加えていくと述べた。

   公開データによると、今年上半期(1~6月)の中国の全国オンライン小売額は6兆1100億元(1元=約17円)、越境EC輸出入額は8867億元で、逆境の中で成長を果たした前年の実績を基礎として、それぞれ前年同期比20%を超える伸びを実現した。

   カンボジアやハンガリー、アルゼンチン、シンガポールなどのフォーラム参加者は、中国がECを含むデジタル経済には経済発展を促進し、貧困を解消し、中小企業の構造転換・発展を後押しするなどの効果があり、「一帯一路」沿線諸国の経済発展を促進する機能を持つことを明確に示したと指摘。ECの新業態・新モデルや地域的な包括的経済連携(RCEP)などがシルクロードECに新たな発展のチャンスをもたらしているとの見方も示し、今後も中国とのシルクロードEC協力を密接に深化させたいと表明した。中国の企業や学校、研究機関などが現地に投資し、研究交流を実施することにも歓迎の意を示した。

   中国は既に22カ国と「シルクロードEC」二国間協力メカニズムを構築している。政策面での意思疎通や産業の促進、地方協力、能力構築など多層的で多分野にわたる協力を共同で実施しており、「一帯一路」沿線諸国のECの発展に有利な環境を作り出している。

   

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