9月26日、空から見た上官地村。(ドローンから、寧安=新華社記者/張濤)
【新華社寧安10月5日】中国黒竜江省寧安市渤海鎮にある上官地村は、特産の「石板米」が収穫の時期を迎えた。石板米は1万年前の火山の噴火でできた溶岩台地で育てられた稲を指す。溶岩台地の火山灰や腐植土にはミネラルや有機質、微量元素が豊富に含まれ、「石板米」の優れた品質と味を生み出している。
同村は数百年にわたる開墾の歴史があり、2023年には第6次中国伝統村落リストに登録された。ここ数年、「石板米」の知名度と影響力を高めるため、マーケティングモデルを刷新し、販売ルートを拡大した。水田の景観を楽しむ遊歩道、風車や水車のある公園、バーベキュー広場、湖水浴場などの観光施設の整備や、特色ある民宿も開発して農家の収入増にもつなげている。