京都の万福寺で黄檗文化学ぶイベント 在日華僑華人親子が参加

京都の万福寺で黄檗文化学ぶイベント 在日華僑華人親子が参加

新華社 | 2024-07-10 15:00:09

6日、日本の近代印刷の発祥の地として知られる黄檗山宝蔵院の「鉄眼版一切経版木」収蔵庫。(京都=新華社配信)

  【新華社京都7月10日】京都府宇治市の黄檗(おうばく)宗大本山万福寺で7日、在日華僑華人の親子が黄檗文化を学ぶイベント「隠元(いんげん)禅師ゆかりの京都を訪ねよう」が2日間の日程を終えた。

  在日華僑華人の親子150人余りが期間中、黄檗山宝蔵院や青少年文化研修道場、万福寺を訪れ、中国を起源とする印刷技術や原稿用紙など黄檗伝統文化に関する法師の話を聞いた。

   黄檗山宝蔵院の「鉄眼版一切経版木(てつげんばんいっさいきょうはんぎ)」収蔵庫は日本の近代印刷の発祥の地として知られ、一切経(仏教の百科事典とも例えられる大蔵経)の開版を志した鉄眼禅師が制作した約6万枚の版木を所蔵する。

  黄檗文化促進会の林文清(りん・ぶんせい)会長によると、仏教を広めるため日本に渡った黄檗宗の開祖、隠元禅師が方冊本の「嘉興蔵(かこうぞう)」(嘉興版大蔵経)を鉄眼禅師に贈り、経典の印刷を奨励した。鉄眼禅師は3度にわたり募金活動を行い、20年かけて大蔵経の印刷を完成させたという。

  日本華文教育基金会の理事で、黄檗文化促進会理事長の陳熹(ちん・き)氏は、黄檗文化が今回のイベントを通じて両国の文化交流を繋ぐ懸け橋になり、次世代の華人たちが中日民間友好の平和の使者になるよう願うと語った。イベントは日本華文教育基金会、華文書院、黄檗文化促進会が主催した。(記者/魏培全)pagebreak

7日、黄檗宗大本山万福寺で黄檗文化を学ぶイベントに参加する在日華僑華人の親子。(京都=新華社配信)pagebreak

7日、黄檗宗大本山万福寺を訪れ、黄檗文化を学ぶイベントに参加する在日華僑華人の親子。(京都=新華社配信)pagebreak

7日、黄檗宗大本山万福寺で黄檗文化を学ぶイベントに参加する在日華僑華人の親子。(京都=新華社配信)pagebreak

6日、約6万枚の版木を所蔵する黄檗山宝蔵院。(京都=新華社配信)

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