「吉林1号」の光学観測装置をテストする于洋氏(左)ら。(4月2日撮影、長春=新華社記者/許暢)
【新華社長春5月7日】中国吉林省長春市の衛星開発企業、長光衛星技術が開発した「吉林1号」は世界最大のサブメートル級商用リモートセンシング衛星コンステレーションで、すでに108機の衛星が軌道入りしている。地球の豊富な画像データを取得でき、農林、水利、環境保護、交通、天然資源、都市建設など十数の分野で衛星サービスによるサポートを提供している。
衛星リモートセンシングの「視力」を技術的に支えているのが、衛星に搭載される光学観測装置だ。「吉林1号」では、于洋(う・よう)氏率いる光学観測装置の開発・生産チームが反射鏡や鏡面モジュールの構造設計を担う。装置の衛星への取り付けや「衛星を『視力検査』し、より遠くのものをよりはっきりと見えるようにする」ためのテストも重要な作業の一つになる。