村の医務室で、患者に点滴をする朱医師。口が手の代わりになっている。(2012年7月5日撮影、貴陽=新華社記者/楊文斌)
【新華社貴陽9月2日】中国貴州省畢節(ひっせつ)市威寧イ族回族ミャオ族自治県麻乍(まさ)鎮新水村の村医である朱大清(しゅ・だいせい)医師は、先天性左上肢欠損症のため左腕に障害がある。
朱医師は1994年に貴陽医学院中国医学専攻を卒業後、医師も薬も不足している故郷の新水村に戻り、雲南省と貴州省の境界にある烏蒙山で献身的に医療活動を行ってきた。
朱医師は治療のため雲南・貴州両省の数十の郷や鎮を29年にわたって歩き回っている。