9月22日、中国・コンゴ銀行(BSCA銀行)新営業拠点の開業式典であいさつするジャン・バティスト・オンデー氏(左一)。(ブラザビル=新華社配信)
【新華社ブラザビル10月4日】コンゴ共和国のジャン・バティスト・オンデー経済・財務相は9月22日、首都のブラザビルで行われた中国・コンゴ銀行(BSCA銀行)新営業拠点の開業式典後に取材に応じ、コンゴを含む各国が利益を得ることができるとして、「一帯一路」構想を高く評価した。同構想は中身が豊富で、各国の発展上の関心事に関わるものであり、前途有望だとの見解を示した。
インフラの弱点がアフリカの国々の発展を制約しているとし、同構想はインフラの相互接続に焦点を合わせていることから、各国が共同で「一帯一路」を建設することはインフラギャップの解消にプラスに働くと強調した。
BSCA銀行については、両国の協力・友好の証、縮図だとし、本格的な開業後の業績は良好で、コンゴ共和国の発展に大きく寄与していると評価。同行は営業拠点を増やし、ATM(現金自動預け払い機)を増設、コンゴ共和国の銀行サービスのデジタル化を大いに後押ししているとし、将来的に多くの人々が同行の力を借りて起業することへの期待感を示した。
BSCA銀行は中国農業銀行がアフリカに初めて設立した合弁銀行で、中国農業銀が50%を出資する。2015年7月に営業を開始し、現地の大型銀行がないというコンゴ共和国の状況を打開した。