【新華社北京6月27日】中国商務部の束珏婷(そく・かくてい)報道官は23日のオンライン定例記者会見で、中国の1~5月の実行ベースの外資導入額が前年同期比17・3%増の5642億元(1元=約20円)だったと発表した。伸び率は例年同期と比べても高い水準にあり、中国の外資導入が安定的に成長する勢いは変わっていないとした。
束氏は、商務部がこのほど、重点外資プロジェクトへのサービス保障と外資の積極的な導入に関する指導文書を出し、重点外資プロジェクトを巡り、全プロセスにわたるサービスをしっかり行い、ビジネス環境を一層改善し、外資系企業の発展を促進するよう各地方に要請したと説明した。
関連データを挙げ、多くの多国籍企業は短期的な困難に直面しているものの、中国投資の将来性に期待し、引き続き投資拡大を継続する意向があるとも指摘。外国の商工会議所が実施した調査でも、多くの多国籍企業が今も中国を最も重要な市場と見なしており、中長期的にはより多くの投資家が中国市場に参入するとの結果が出たとした。
束氏は、ハイレベルな対外開放を堅持し、中国ビジネスの利便性に関する外資系企業の要望に積極的に応え、外資の安定に向けた各種活動に引き続き全力をあげると説明。開かれた中国の大市場は、各国企業の中国での発展に必ずより多くのチャンスをもたらすと強調した。
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