【新華社ハーグ６月２３日】オランダの医療機器・ヘルスケア大手フィリップスの何国偉（アンディー・ホー）大中華圏（グレーターチャイナ）総裁はこのほど、新華社の書面インタビューに応じ、フィリップスにとって中国は世界で２番目に大きい市場であり、重要なイノベーションの源泉の一つでもあると述べた。また、同社は「中国で、中国のために」という長期的なコミットメントを堅持し、イノベーションと製造の現地化を進め、イノベーション資源を統合・配分し、中国における「現地化」した国際企業になるよう力を尽くしているとした。

   何氏によると、同社は上海市に中国本部を置き、６００以上の都市に支店を構え、８千人余りの従業員を有する。中国ではヘルステックの発展に取り組んでおり、事業展開は研究開発や製造、販売、サービスなどに及ぶ。イノベーションセンターを３カ所立ち上げたほか、上海市、江蘇省蘇州市、広東省の深圳市と珠海市などに製造工場を設立し、中国と海外市場に向けて製品を販売している。

   また、中国では現地化戦略の展開に力を入れており、イノベーションと製造の現地化を進め、現地企業と提携し、現地の消費者と顧客に対応する製品とソリューションを提供している。

   何氏はさらに、中国は世界で最も重要な経済体の一つであり、主な貨物の輸出入国でもあると強調。同社は中国でのさらなる発展と投資に力を入れており、中国の医療・保健システムの発展を積極的に支援しているとした。

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