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BRICSワクチン協力、アフリカに幸福もたらす 南ア企業CEO

新華社 | 2022-06-22 15:57:13 | 編集: 陳辰

   【新華社ヨハネスブルク6月22日】中国の製薬大手、科興控股生物技術(シノバック・バイオテック)の南アフリカでの提携パートナー、Numolux Groupのヒルトン・クライン最高経営責任者(CEO)がこのほど、新華社の単独インタビューに応じ、中国と南アフリカによる新興5カ国(BRICS)の枠組みの下でのワクチン協力が「アフリカのワクチンをアフリカで製造」を現実にしたと述べた。

   クライン氏によると、両社は21年9月から南アフリカで生後6カ月~17歳を対象とする新型コロナウイルスワクチンの第3相臨床試験を実施。当初は2千人の治験ボランティアを募集する計画だったが、最終的な参加者は4500人に上った。「試験では非常に好ましい結果が確認され、深刻な副反応は見られなかった。シノバック製ワクチンを接種した人の入院率、死亡率はいずれも明らかに低下した」と説明した。

   Numolux Groupは現在、シノバック製ワクチンの追加接種向けの臨床試験(治験)を南アフリカ医薬品規制庁(SAHPRA)に申請している。クライン氏は「ワクチン接種の対象年齢を6歳以上とした。承認されれば、南アフリカの子どもたちはさらにしっかりと守られる」と述べた。

   クライン氏はさらに、南アフリカの複数の医療グループが中国の提携パートナーと協力し、アフリカ市場に負担可能なワクチンや医療機器、医薬品をより多くもたらすよう努力していると説明。「ワクチン生産工場の設立や知的財産権の交流、多国間の合同研究を通じて、アフリカの人々の健康状況を改善し、より多くの雇用機会も創出できる。アフリカ諸国はBRICS枠組みの支持の下、自国のワクチン生産能力を高め、自国産のワクチンで自国民に幸福をもたらすことができる」と語った。

   

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