【新華社マカオ６月９日】中国マカオ特別行政区の２０２１年８月時点の総人口は６８万２０７０人で、１１年に実施した人口センサスの５５万２５０３人から２３・５％増加した。出身地がマカオではない従業員や学生を除いた人口は、１１年比１７・２％増の５６万８６６２人だった。マカオ特区政府統計調査局が７日発表した「２０２１人口センサス詳細結果」報告書で明らかになった。

   報告書によると、マカオの人口増加率は鈍化し、高齢化が続いている。過去１０年の年平均人口増加率は２・１％で、０１～１１年の２・４％を下回った。６５歳以上人口は１１年比２・１倍の８万２８１２人、総人口に占める割合は１２・１％で１０年前から４・９ポイント上昇した。

   女性人口は男性人口より多く、未婚者の割合は上昇した。女性は３６万１７８５人（５３％）、男性は３２万２８５人（４７％）だった。１６歳以上の未婚者の割合は２７・４％で１０年前から２・８ポイント上昇し、既婚者の割合は６４・１％で３・３ポイント低下した。初婚の平均年齢は上がり続け、０１年が２８・６歳、１１年が２９歳だったが、２１年は３０歳となった。

   全人口の学歴は過去１０年より高くなった。２１年の１５歳以上人口の高等教育学歴取得者は１７万５９５６人で、総人口に占める割合は３０・２％となり、１０年前の約２倍に達した。高校卒業者が２９・３％、中学校卒業者や他の学歴取得者が４０・５％を占めた。男女別の高等教育学歴取得者の割合は男性が３０・４％で、女性の３０・０％をわずかに上回った。

   持ち家に住む割合は７３％で、自動車保有世帯の割合は６割近くとなり１１年から２７・４％上昇した。人口密度は１平方キロ当たり２万６２０人で１１年の１万８４５４人を上回った。

   マカオ特区政府統計調査局は２１年８月に１６回目の人口センサスと６回目の住宅センサスを実施し、２１年末に人口センサスの速報値を発表したが、７日に詳細な報告書を公開した。

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