【新華社ザンクトガレン5月9日】スイス重電大手ABBグループのピーター・ボーザー会長は、このほど開かれたザンクトガレン・シンポジウムで新華社の単独インタビューに応じ、中国経済の先行きに期待を示した。同社の電化、オートメーション、ロボティクス各事業は中国市場で大いにやりがいがあるとも述べた。
ボーザー氏は、第1四半期の中国での受注が大きく伸びたと説明。中国の経済の先行きに楽観を示した。中国は一部の業界の自動化とロボット化を強く推進しているとも指摘し「ABBは中国の発展へ参加するのに非常に適している」と語った。
ABBは電化、オートメーション、ロボティクス分野における重要企業であり、世界100余りの国や地域で事業を展開している。従業員の数は世界で10万5千人に上る。中国は同社にとって世界第2の市場であり、約1万5千人の従業員を雇用している。
2019年9月に着工した上海ロボット工場は、年内の稼働を予定している。ボーザー氏は、ABBは同工場への投資に非常に満足していると説明し、今年後半の工場稼働に自信を示した。
「中国で市場の大きな将来性を見出している。顧客はわれわれの製品を強く求めている」とも語った。(記者/陳俊侠、陳斌傑)
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