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新華時評:中国は世界の産業チェーン・サプライチェーンの「安定装置」

新華社 | 2022-04-13 15:21:18 | 編集: 許芸潁

   【新華社上海4月13日】海外メディアはこのほど、中国が新型コロナウイルス対策で実施した規制措置が、世界最大の港湾である上海港の封鎖を招き、ほとんど全ての貿易に「世界的な影響を及ぼす」と報じた。彼らがこのような判断を下したのは、踏み込んだ調査・研究を行わず、中国経済の強じん性と潜在力、中国の改革開放の決意を見誤っているからだ。上海は封鎖をしておらず、中国は依然として世界の産業チェーン、サプライチェーンの「安定装置」と「バラスト」となっている。

   現実に対する評価は事実に基づく必要がある。上海では3月から新型コロナの感染が拡大している。打ち出された一連の感染遮断措置は、確かに貿易物流に多少の影響を与えた。4月に入り、上海港のハブ業務はわずかに減少したが、海外メディアが報じたような「封鎖」は一度もなかった。9日に洋山港埠頭に出入りした国際船舶は26隻、国内フィーダーコンテナ船は42隻で、ほぼ通常の作業規模を維持した。埠頭のエリア別閉鎖作業などの措置により、上海港は依然として24時間体制で稼働し、長江デルタや世界の産業チェーンとサプライチェーンの安定、円滑化を全力で保障している。

   新型コロナの流行後、多くの海外の大型港湾埠頭で起きた渋滞やコンテナ不足は、貿易企業の出荷難や輸送コスト高騰につながり、世界の海運業に大きな打撃を与えた。度重なる試練の下でも、中国の港湾は安定した円滑な運営を保っている。上海港のコンテナ取扱量は逆風の中で増加し、2020年に4350万TEU(20フィートコンテナ換算)、21年に4700万TEUとなり、12年連続で世界のトップに立っている。

   将来を見る上で、近視眼になってはならない。中国の21年のモノ貿易額は6兆ドル(1ドル=約126円)を初めて上回り、20年比で21・4%増加し、世界の貿易や産業チェーン・サプライチェーンの円滑化に大きな貢献をした。これら全ては中国が市場規模や産業マッチング、インフラ、ビジネス環境などの面での総合的な競争優位にあることに基づいている。視界はさらに広げる必要がある。ある地域での一時的な困難が、長期的に上向く中国経済のファンダメンタルズ(基礎的条件)を変化させたり、改革開放を進めようとする中国の決意と取り組みを揺るがしたりすることはない。中国は必ず世界の産業チェーン・サプライチェーンの安定に重要な貢献をしていく。

 

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