【新華社ワシントン４月８日】米中ビジネス評議会（ＵＳＣＢＣ）は５日に発表した報告書で、米国の昨年の中国へのモノの輸出額は前年比２１％増の１４９２億ドル（１ドル＝約１２４円）となり、過去最高を更新したと明らかにした。

   報告書によると、昨年は５０州全てが対中輸出を行った。主な輸出品は、油糧種子、穀物、豚肉、その他農産物、石油・天然ガス、半導体、医薬品など。中国は米国にとって第３のモノの輸出先としての地位を維持した。

   ＵＳＣＢＣのクレイグ・アレン会長は同日開かれたオンライン記者会見で、米中両国間の昨年の貿易取引は非常に力強く、対中輸出は米国の各業界が利益を維持し、競争力を保つ上でプラスに働いたとの見解を示した。このほか、対中貿易は米国に多くの雇用機会を創出していると語った。

   データによると、２０２０年に米国経済が新型コロナウイルスの感染拡大で深刻な打撃を受けた際、中国へのモノとサービスの輸出が米国の８５万８千人を超える雇用を支えた。

   ＵＳＣＢＣは１９７３年の設立で、中国で事業を展開する米企業２００社以上が会員となっている。

   当社のコンテンツは著作権法によって保護されます。無断転用、複製、掲載、転載、営利目的の引用は禁じます。