24日、安徽省黄山市徽州区にある花之韻花卉科技の栽培拠点で、水耕栽培した植物を見せる従業員の凌琳(りょう・りん)さん。(黄山=新華社記者/杜宇)
【新華社黄山3月28日】水耕栽培された植物は花期が長く、手入れが容易で観賞価値も高いため、新たなインテリア装飾として人気が高まっている。
安徽省黄山市徽州区出身の凌煒強(りょう・いきょう)さんは2009年、水耕栽培を行う花卉(かき)会社、花之韻花卉科技を故郷で創業した。当時、水耕栽培は未開拓市場だったため、初年度の売上高は3千元(1円=約19円)に満たなかったが、数年のたゆまぬ努力を経て、同社は花卉栽培と研究開発、販売、観光を手掛ける企業へと成長。これまでに600種以上の植物を育成し、21年には4600万元超を売り上げた。
同社は周辺住民に毎年200万元の収入増のほか、農産物販売による間接的な利益ももたらし、農村振興に貢献している。