24日、瀋佳高速鉄道の長白山~敦化区間の列車で、乗客にサービスする乗務員。(長春=新華社記者/林宏)
【新華社長春12月25日】中国遼寧省瀋陽市と黒竜江省ジャムス(佳木斯)市を結ぶ瀋佳高速鉄道で24日、長白山~敦化区間の営業運行が始まった。高速鉄道列車「復興号」が長白山に乗り入れることで、吉林省長春市からの所要時間は最短2時間18分、北京からは7時間半に短縮される。長白山で良質な雪を楽しみたい全国各地のウインタースポーツ愛好者にとって利便性が高まる。
吉林省延辺朝鮮族自治州を走る同区間は全長99キロで、敦化南、永慶、長白山の3駅が設置されている。設計速度は時速250キロ。原生林の中を通ることから「森林高速鉄道」とも呼ばれる。高速鉄道の開通により、長白山と北京、長春、瀋陽、大連、ハルビンなどの高速鉄道沿線都市との所要時間が大幅に短縮することで、年間の観光客は1千万人を超えると見込まれている。(記者/段続、邵美琦)