12日、ヤルカンド県の産業パークに広がる温室ハウス。(小型無人機から、ウルムチ=新華社記者/丁磊)
【新華社ウルムチ12月17日】中国新疆ウイグル自治区カシュガル地区ヤルカンド県はタクラマカン砂漠の南西縁部に位置し、自治区内で最も多くの人口を有している。広大なゴビ砂漠は地元経済発展のボトルネックとなっており、同県は自治区内で最後に貧困を脱却した10県のうちの一つだった。
同県は今年、耕地面積や就労先が少ないという課題を解決するために、草一本も生えないゴビ砂漠の地に2万ムー(約1333ヘクタール)の産業パークを建設した。地元政府の統計によると、パーク内にはすでに温室ハウス3千棟、羊15万頭を飼育する良種繁殖センター、家禽類200万羽を飼育する農場などが建設されている。周辺4つの郷・鎮の村民約3千人がパークに関連した仕事に就業し、温室ハウスの請負や作業員などの形で安定的な増収を実現している。