27日、スキー・スノボ用ワックス作業車のスクリーンに表示された室内外の気象状況。スタッフは競技場の気象情報を参考にしながらワックスがけができる。(北京=新華社記者/陳鍾昊)
【新華社北京10月29日】中国北京市で27日、2022年北京冬季五輪・パラリンピックで使用されるスキー・スノーボード用ワックス作業車の引き渡し式が行われた。式典では国家体育総局冬季スポーツ管理センターが山東省体育産業集団と引き渡し・使用および冬季五輪協力に関する協議書に署名し、車両を受領した。同車は中国初のスキー・スノボ用ワックス作業車で、中国が完全に独自の知的財産権を持つという。
作業車は有効使用面積が約92・5平方メートル、六つのワックス作業スペースのほか、スキー板・ワックス保管エリア、休憩エリア、選手のウォーミングアップエリア、トイレ、シャワー室などを備えている。また、太陽光発電・蓄電、顔認証、スマート環境モニタリングなどの技術も搭載している。