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「ハイブリッド米の父」袁隆平氏ら開発の品種、収穫量が過去最多に

新華社 | 2021-10-18 22:21:22 | 編集: 张一

   17日、収穫量測定が行われた田んぼの稲。(衡陽=新華社記者/陳振海)

   【新華社長沙10月18日】中国湖南省衡陽市衡南県清竹村で17日、「ハイブリッド米の父」と呼ばれた農学者・袁隆平(えん・りゅうへい)氏らの開発した第3世代ハイブリッド米が、二期作で1ムー(約667平方メートル)当たり1603・9キロの収穫量を記録し、1500キロ超だった昨年の記録を更新した。

   湖南ハイブリッド米研究センターが同日、県内で実施した「2021年中国南部二期作収穫量1500キロ突破測定検証会」では、調査を担った専門家チームのリーダーで中国科学院院士(アカデミー会員)の謝華安(しゃ・かあん)氏が、1ムー当たりの平均収穫量は晩稲(おくて)が936・1キロ、早稲(わせ)が667・8キロで計1603・9キロになったと発表した。

   同センター栽培生理生態室の李建武(り・けんぶ)主任は「同じ土地の収穫量が2年連続で1500キロを超えたことは、袁氏が生前に掲げた目標の達成を意味する」と述べ、収穫量の多さはハイブリッド米の高温耐性の強さを示しており、普及に向けた良好な基礎を築いたとの見解を示した。

   袁氏は第3世代ハイブリッド米の技術が1ムー当たりの最高収量を実現するための鍵になると考えていたという。同県は19年以降、ハイブリッド米栽培のモデル地区に選定され、県内の栽培拠点で第3世代ハイブリッド米「叁優1号」の高収量を目指す取り組みが続けられている。(記者/白田田、陳振海)

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