【新華社深圳9月21日】中国作家協会はこのほど、広東省深圳市で2020年度の中国ネット文学影響力ランキングを発表した。ネット文学24作品と新人作家4人がランク入りした。
同ランキングは、オンライン小説、二次創作物、海外影響力、1990年代生まれ作家(新人・新作)の各部門で構成されている。オンライン小説部門には「北斗星辰」「大国戦隼」のような実社会に基づく作品のほか、「漢闕(かんけつ)」などの優れた歴史小説、「第一序列」のようなSFの力作がランキングした。
二次創作物部門には、ドラマ化された「燕雲台」「一念永恒」、アニメ化された「吞噬星空」「完美世界(パーフェクトワールド)」などのメディアミックス作品が選ばれた。海外読者に向けた「詭秘之主」「元尊」「妖神記」「超神機械師」の4作品は、海外影響力部門で頭角を現した。90年代生まれ作家では老鷹吃小鶏、言帰正伝、檸檬羽嫣、懿小茹の4人が、新人・新作部門にランク入りした。
ネット文学は、中国文化を海外進出させる有効な担い手となっている。すでに億単位の読者を持ち、映画やテレビ、ゲーム、マンガ・アニメなど文化娯楽業界の重要なコンテンツ源にもなっている。中国作家協会ネット文学センターの何弘(か・こう)副主任は「今回ランクインしたネット文学作品の半数以上が実社会をテーマにしていた。この1年のネット文学の創作成果と発展方向性を集中的に反映している」と語った。
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