2020年12月17日、小型無人機から撮影した上海世博園区に立つ新開発銀行本部ビル。(上海=新華社記者/方喆)
【新華社上海9月6日】中国とブラジル、ロシア、インド、南アフリカの新興5カ国(BRICS)が運営する新開発銀行(NDB、本部:中国上海市)は2日、アラブ首長国連邦(UAE)、ウルグアイ、バングラデシュの3カ国を加盟国に迎えると発表した。
加盟国の増加は、BRICS協力メカニズム持つ磁力と世界で高まりつつある同行の影響力の高さを示している。3カ国は、同行の承認と自国内手続きの後、NDBに必要書類を提出すると正式な加盟国になる。
同行が運営開始後に承認した加盟国の融資案件は約80件に上り、融資総額は300億ドル(1ドル=約110円)に達した。投資範囲は交通運輸や水資源・衛生、クリーンエネルギー、デジタルインフラ、社会インフラ、都市開発などの分野に及ぶ。
BRICSが共同出資して設立した同行は、BRICSなど新興経済国と発展途上国のインフラ整備や持続可能な開発事業に資金を調達することを目的としている。多国間・地域の金融機関による世界の成長と発展に向けた取り組みを補完する。