23日、銀川市賀蘭県藍湾生態園のバナメイエビ養殖基地で、バナメイエビを引き揚げる従業員。(銀川=新華社記者/王鵬)
【新華社銀川8月31日】中国寧夏回族自治区銀川市賀蘭県は賀蘭山のふもと、黄河のほとりに位置し、湿地や湖が多いことから養殖漁業に有利な条件を備えている。地元の漁業部門は養殖品種の改良や技術の改善、水資源の節約・集約利用の推進を通して、黄河流域の生態保護と高品質な発展の先行区構築に取り組んできた。
長年にわたる発展を経て、太陽光発電を活用した魚の養殖、野菜栽培と水産養殖を掛け合わせた「アクアポニックス」、稲作と水産養殖の両立などの低炭素でグリーン(環境配慮型)な漁業モデルは、水系循環生態システムやモノのインターネット(IoT)技術と結びついて低炭素なグリーン漁業・養殖システムを確立、同県の漁業発展と省エネ、排出削減、エネルギー消費削減・節水のモデルとなった。
2020年末時点で、同県の養殖面積は5万8千ムー(約3867ヘクタール)、水産品の総生産量は5万8千トン、漁業総生産額は6億9300万元(1元=約17円)に達し、西北地域最大の水産品集散センターとなっている。