月試料実験室で「嫦娥6号」の月試料を処理する中国科学院国家天文台研究員、「嫦娥6号」月探査ミッション副総設計師の李春来氏。(9月24日撮影、北京=新華社記者/金立旺)
【新華社北京10月14日】中国科学院国家天文台の月試料実験室を取材した。同天文台研究員で、「嫦娥6号」探査機による月探査ミッションの副総設計師を務める李春来(り・しゅんらい)氏は、嫦娥6号が持ち帰った月試料は表層採取の試料の処理が10日時点で一段落したと説明。現在はドリル採取の試料の処理を進めており、完了まであと半年程度かかるという。
李氏によると、嫦娥6号が6月25日に地球に持ち帰った試料は、翌日に月試料実験室に到着し、4、5日かけて開封された。30~40人研究者が毎日、朝早くから晩遅くまで試料の鉱物成分や化学組成などを分析しており、関連成果も発表している。
李氏は、嫦娥6号が持ち帰った月の表土はチタン、アルミニウム、カリウムの含有量が少ない玄武岩で、嫦娥5号が持ち帰った試料と化学組成が異なると指摘。月の表側の試料と比べカンラン石の含有量が少ないと語った。
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月試料実験室の試料容器開封作業台で「嫦娥6号」の月試料を処理する研究者。(9月24日撮影、北京=新華社記者/金立旺)
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月試料実験室で「嫦娥6号」の月試料を見せる研究者。(9月24日撮影、北京=新華社記者/金立旺)
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月試料実験室が保管する月試料。(9月24日撮影、北京=新華社記者/金立旺)
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月試料実験室が保管する月試料。(9月24日撮影、北京=新華社記者/金立旺)
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月試料実験室が保管する月試料。(9月24日撮影、北京=新華社記者/金立旺)
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月試料実験室で「嫦娥6号」の月試料を観察する中国科学院国家天文台研究員、「嫦娥6号」月探査ミッション副総設計師の李春来氏。(9月24日撮影、北京=新華社記者/金立旺)
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月試料実験室で「嫦娥6号」の月試料を見せる研究者。(9月24日撮影、北京=新華社記者/金立旺)
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月試料実験室が保管する月試料。(9月24日撮影、北京=新華社記者/金立旺)
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月試料実験室で、研究者と「嫦娥6号」月試料の構造と鉱物成分を走査電子顕微鏡で測定する中国科学院国家天文台研究員、「嫦娥6号」月探査ミッション副総設計師の李春来氏(奥)。(9月24日撮影、北京=新華社記者/金立旺)
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月試料実験室の試料容器開封作業台で「嫦娥6号」の月試料を処理する研究者。(9月24日撮影、北京=新華社記者/金立旺)
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月試料実験室で「嫦娥6号」の月試料を観察する中国科学院国家天文台研究員、「嫦娥6号」月探査ミッション副総設計師の李春来氏。(9月24日撮影、北京=新華社記者/金立旺)
月試料実験室で撮影に応じる中国科学院国家天文台研究員、「嫦娥6号」月探査ミッション副総設計師の李春来氏。(9月24日撮影、北京=新華社記者/金立旺)