19日、山西省新絳県光村の絳州澄泥硯生産拠点で、すずりに傷がないか調べる藺濤さん。(新絳=新華社配信/高新生)
【新華社太原1月26日】中国四大名硯(めいけん)の一つとされる「澄泥硯(ちょうでいけん)」。山西絳州(こうしゅう、現在の山西省運城市新絳県)の「絳州澄泥硯」が最も知られる。その製作技法は一時途絶えていたが、藺永茂(りん・えいぼう)さん、子の藺濤(りん・とう)さん、孫の藺霄麟(りん・しょうりん)さんの親子3代の伝承者の手によってよみがえり、新たな命を吹き込まれている。
澄泥硯の製作は泥の選別からろ過、素地作り、彫刻、研磨、焼成など主要な工程だけで10以上ある。絳州澄泥硯の製作技法は2008年、国家級無形文化遺産リストに登録された。親子3代の伝承者は今後、大学などとも協力する計画で、澄泥硯の伝統の核心を守りつつ、新たな時代の要素も取り込み、より多くの人に澄泥硯を知ってもらい、好きになってもらいたいと考えている。
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山西省新絳県光村の絳州澄泥硯生産拠点で、澄泥硯の製法について話す藺永茂さん(中央)と息子の藺濤さん(右)、孫の藺霄麟さん。(2023年3月9日撮影、新絳=新華社配信/高新生)
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山西省新絳県光村の絳州澄泥硯生産拠点で、父の藺濤(右)さんから澄泥硯の泥選びについて学ぶ藺霄麟さん。(2023年2月14日撮影、新絳=新華社記者/楊晨光)
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山西省新絳県光村の絳州澄泥硯生産拠点で、泥をろ過する藺霄麟さん(右)と父の藺濤さん。(2023年2月14日撮影、新絳=新華社記者/楊晨光)
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山西省新絳県光村の絳州澄泥硯生産拠点で、すずりに彫刻を施す藺霄麟さん。(2023年2月14日撮影、新絳=新華社記者/楊晨光)
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山西省新絳県光村の絳州澄泥硯生産拠点で、すずりの素地に模様を彫る職人。(1月11日撮影、新絳=新華社記者/詹彦)
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山西省新絳県光村の絳州澄泥硯生産拠点で、すずりの素地に模様を彫る職人。(1月11日撮影、新絳=新華社記者/詹彦)
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山西省新絳県光村の絳州澄泥硯生産拠点で、すずりの素地への彫刻の様子。(2020年12月28日撮影、新絳=新華社配信/高新生)
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山西省新絳県光村の絳州澄泥硯生産拠点で、すずりの素地に模様を彫る職人。(1月11日撮影、新絳=新華社記者/詹彦)
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山西省新絳県光村の絳州澄泥硯生産拠点で、すずりの仕上がり具合を見る藺濤さん(右)と職人たち。(2019年12月29日撮影、新絳=新華社配信/高新生)
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山西省新絳県の絳州澄泥硯文化園で、ライブコマースで製品をアピールする藺霄麟さん。(2023年2月15日撮影、新絳=新華社記者/楊晨光)
絳州澄泥硯生産拠点に展示された澄泥硯。(2023年12月16日撮影、新絳=新華社配信/高新生)