紙工芸職人が作る段ボールアートの世界 中国山西省

紙工芸職人が作る段ボールアートの世界 中国山西省

新華社 | 2023-09-04 09:30:42

   工房で作品の背景となる地理の知識を子どもたちに教える王帥棟さん。(8月4日撮影、太原=新華社記者/楊晨光)

   【新華社太原9月4日】中国山西省の紙工芸職人の家に生まれた王帥棟(おう・すいとう)さん(39)は、遼寧省の魯迅美術学院を卒業後、自ら学んだ装飾芸術デザインの専門知識と家族の伝統技術を融合し、段ボールを使った創作活動を始めた。

   段ボールの模様が山西省の黄土高原の地表に似ていることにインスピレーションを得た王さんは、雲岡石窟や五台山、洪洞大槐樹、晋商大院など、同省の文化的名所を題材とした作品を立て続けに制作した。

   段ボール作品の制作には、作図や裁断、彫刻、接着、仕上げなど多くの工程が含まれる。王さんによると、最も複雑な作品には3カ月以上を要したという。創作は決して簡単ではないが、王さんはそれさえも楽しむ。「このような紙工芸の創作活動を通じて、奥深い中国文化を広めることができるだけでなく、家族の伝統技術を継承することもできる。さらに重要なことは、段ボールをリサイクルする環境保護理念を伝えることもでき、大変意義がある」と語った。(記者/楊晨光)

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工房で娘に段ボールの裁断技術を教える王帥棟さん。(8月4日撮影、太原=新華社記者/楊晨光)

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工房で作品の背景となる地理の知識を子どもたちに教える王帥棟さん。(8月4日撮影、太原=新華社記者/楊晨光)

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工房で段ボール作品を仕上げる王帥棟さん。(8月1日撮影、太原=新華社記者/楊晨光)

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工房で段ボールを選ぶ王帥棟さん。(8月1日撮影、太原=新華社記者/楊晨光)

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工房で段ボールのサイズを測る王帥棟さん。(8月1日撮影、太原=新華社記者/楊晨光)

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工房で段ボール作品を仕上げる王帥棟さん。(8月1日撮影、太原=新華社記者/楊晨光)

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王帥棟さんが「洪洞大槐樹(山西省洪洞県にあるエンジュの古木)」をモデルに創作した段ボール作品。(8月1日撮影、太原=新華社記者/楊晨光)

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王帥棟さんの段ボール作品。(8月1日撮影、太原=新華社記者/楊晨光)

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山西省太原市万柏林区の工房で段ボール作品を仕上げる紙工芸職人の王帥棟さん。(8月1日撮影、太原=新華社記者/楊晨光)

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