成都ユニバ、開催都市で活躍する若者たち

成都ユニバ、開催都市で活躍する若者たち

新華社 | 2023-07-25 11:14:56

   15日、成都東部新区の三岔湖に設けられた成都ユニバの都市ボランティアステーションで、地元の観光資源を観光客に紹介するボランティア。(成都=新華社記者/王曦)

   【新華社成都7月25日】中国四川省成都市で28日に第31回FISUワールドユニバーシティゲームズ夏季大会(成都ユニバ)が開幕する。世界の視線が集まる成都を見ると、「若者の活力」が数千年の歴史都市の最も代表的な特徴の一つだと気付く。夢を追う若者が増えるにつれ、彼らの努力や奮闘が輝きを放っている。

   市内では現在、ユニバのマークや大会関連の活動が至る所で見られるが、中でもボランティアステーションは独特の風景を形作っている。ボランティアの張思宇(ちょう・しう)さん(28)はここ数日、観光客に案内などのサービスを提供している。

   張さんは2017年、四川大学のコンピューター専攻修士課程に進み、成都と深く関わり始めた。今ではすっかり街に溶け込み、学業を終えて会社員になった張さんは「エンジニアのエキスパートとなり、キーボードで世界を変えたい」と抱負を語った。

   ユニバは世界の若者の祭典であり、「若者の街」に魅了されたのは中国の若者だけでなく、世界の若者も「幸せな生活、人々の生活の息吹」を感じられる成都に引き付けられている。pagebreak

   15日、成都ユニバの選手村に設けられたボランティアハウスで働くボランティア。(成都=新華社記者/王曦)

   同市に定住して6年近くになる英国の若者、オリバーさんは、オーストラリア留学中に四川省出身の現在の妻と出会った。大学を卒業し、妻と成都に来た後も勉強を続けている。桐梓林国際社区(コミュニティー)近隣センターの外国人ボランティアでもあり、主にソーシャルメディアの管理やショート動画制作に携わっている。

   オリバーさんは成都に来た当初、中国の習慣が全く分からなかったが、徐々に地元の生活に溶け込み、成都を第2の故郷と感じるようになった。制作した動画にはパンダやビール祭り、茶芸、春節(旧正月)のほか、自身が最も愛する成都のグルメも登場する。「外国の友人に中国の様子を見てもらいたい。世界中の人々に成都の美しさと味を知ってほしい」と語った。

   多くの外国人の目には、2千年余りの歴史を経た成都が「国際標準」にあふれた若い都市として映る。17日に到着したユニバ・ブラジル代表で報道連絡担当者を務めるケリー氏は、飛行機から降りると「成都が現代的大都市であることは空港に着いた時点で感じた。大型スポーツイベントの開催地に相応しい」と成都の第一印象を仲間に伝えた。

   「交通システムはますます整備され、国際化も進んだ」。在住15年の英国人アンディさんは、急成長する成都の姿を目の当たりにしてきた。外国料理のレストランはすでに希少な存在ではなく、高速鉄道が各都市を結び、近所にはレジャーや健康のための運動場もできたという。市内のサイクリングや夜に仲間と串料理を楽しむのが好きだとし「成都の未来がより素晴らしくなると信じている」と語った。pagebreak

14日、成都の観光スポット「寛窄巷子(かんさくこうし)」に置かれた成都ユニバの看板。(成都=新華社記者/王曦)

14日、成都ハイテク産業開発区の鉄像寺水街にある茶店で、地元の蓋碗茶(がいわんちゃ)を楽しむ観光客。(成都=新華社記者/王曦)pagebreak

20日、四川大学国家生物医学材料工程技術研究センターの3Dバイオプリンティング実験室で作業する張勃慶(ちょう・ぼっけい)助理研究員。(成都=新華社記者/呉暁穎)pagebreak

成都の東安湖体育公園で、スケートボードを練習する人。(4月19日撮影、成都=新華社記者/王曦)pagebreak

21日、成都市天府新区のCDT運動公園で、夏休みのサッカー練習に参加する子ども。(成都=新華社記者/楊進)pagebreak

13日、成都市の桐梓林国際社区近隣センターで、英語の授業をするオリバーさん(奥右から2人目)。(成都=新華社配信)pagebreak

14日、成都の観光スポット「錦里」で、買ったばかりの飲み物を撮影する観光客。(成都=新華社記者/劉坤)pagebreak

   成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地で、パンダのカチューシャをつけてパンダを撮影する観光客。(3月22日撮影、成都=新華社記者/胥氷潔)pagebreak

17日、成都天府国際空港で記念撮影するユニバ・ブラジル代表のメンバー。(成都=新華社記者/胥氷潔)

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