【新華社クウェート市12月17日】中国の建設大手、中国建築はこのほど、クウェートで進めてきた学園都市建設プロジェクトについて、全ての引き渡しが完了したと明らかにした。
中国の「一帯一路」構想とクウェートの「国家ビジョン2035」を結ぶ重点事業の一つで、総面積は600万平方メートル。供用後は、大学生4万人の利用が可能になる。同社中東支社クウェート代表事務所の楊春森(よう・しゅんしん)総代表によると、プロジェクトは完成まで6年近くを費やし、中国人と外国人の作業員2千人が建設に携わった。
中国の張建衛(ちょう・けんえい)駐クウェート大使は、インフラ建設など各分野での両国の協力はここ数年、好ましい成果を上げていると指摘。中国企業はこれまで、クウェートで中央銀行ビルやアズール製油所など複数の建設プロジェクトを請け負ってきたと話した。
プロジェクトは2期に分けて進められ、第2期工事分がこのほど引き渡された。第1期分は3月に引き渡しが完了している。(記者/尹炣)