伝統の「瞻淇魚灯」が放つ新たな輝き 中国安徽省歙県

伝統の「瞻淇魚灯」が放つ新たな輝き 中国安徽省歙県

新華社 | 2025-01-23 10:59:58

   瞻淇村で魚灯を制作する村民。(1月6日撮影、黄山=新華社記者/張端)

   【新華社黄山1月23日】中国安徽省黄山市歙(きゅう)県瞻淇(せんき)村でこのほど、春節(旧正月、今年は1月29日)を前に数回の魚灯パレードが開催され、訪れた多くの観光客が千年の歴史を持つ村の独特な風景を堪能した。

   瞻淇魚灯の起源は南宋時代にさかのぼる。コイのような形をした灯籠は、「年年有余(毎年豊かに暮らせますように)」「吉祥如意(幸運が意のままに訪れますように)」という願いを表している。毎年旧暦の正月期間に、地元の重要な伝統文化であり民俗行事でもある「嬉魚灯」が行われ、魚灯が古い村の路地を生き生きと「泳ぎ」回る。

   ここ数年、無形文化遺産「瞻淇魚灯」の伝承者たちは、伝統的な魚灯の制作技法を守りつつ新風を吹き込み、観光客が楽しめるような新しいタイプの灯籠を幾つも生み出した。魚灯の知名度が高まるにつれて、魚灯見学ツアーや魚灯展示実演会などの業態も充実し続けている。

 今では魚灯は瞻淇村の美しい代名詞となり、この歴史ある無形文化遺産は新たな輝きを放っている。pagebreak

 瞻淇村で魚灯を制作する村民。(1月6日撮影、黄山=新華社記者/魯鵬)pagebreak

 自宅で自身が制作した魚灯を紹介する無形文化遺産「瞻淇魚灯」の伝承者、汪観海(おう・かんかい)さん。(1月6日撮影、黄山=新華社記者/張端)pagebreak

 瞻淇村で魚灯を制作する無形文化遺産「瞻淇魚灯」の伝承者、汪宇昉(おう・うほう)さん。(1月6日撮影、黄山=新華社記者/黄博涵)pagebreak

 瞻淇村で魚灯を制作する無形文化遺産「瞻淇魚灯」の伝承者、汪宇昉(おう・うほう)さん。(6日撮影、黄山=新華社記者/黄博涵)pagebreak

 瞻淇村で自らデザインした魚灯グッズを紹介する無形文化遺産「瞻淇魚灯」の伝承者、汪宇昉(おう・うほう)さん。(1月6日撮影、黄山=新華社記者/張端)pagebreak

 瞻淇村で魚灯を操ってみせる魚灯パレードのチームリーダー、鄭冬蛟(てい・とうこう)さん。(1月6日撮影、黄山=新華社記者/魯鵬)pagebreak

 魚灯を買い求める観光客。(1月10日撮影、黄山=新華社記者/張端)pagebreak

   瞻淇村で売り物の魚灯を見せる村民。(1月10日撮影、黄山=新華社記者/張端)

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